SEO対策には、
・タイトル
・検索意図
・潜在ニーズ
など様々な用語があります。
その中には「メタキーワード」という用語もあります。
実際にワードプレスやシリウスなどのサイト作成ツール(CMS)では必ず見掛ける項目でもあります。
メタキーワードの設定項目があるということは「SEO対策をする必要があるのでは?」と疑問が生まれると思います。
今回も検証結果を公開しながら解説していきます。
それでは、初めにメタキーワードの効果についてネットではどう解説がされているのかご確認下さい。
コンテンツ
メタキーワードは効果がほとんどない(弱い)と言われている
「メタキーワード 効果」などのキーワードでGoogle検索をかけてみると、
・効果はかなり弱い
・効果はあまりない
・効果はまったくない
このように、曖昧な表現からはっきりと「効果はない」と解説されている記事を見掛けます。
SEOの専門家として活動されている方の中でも、「5段階で1程度しか期待はできない」と解説されている方もいます。
かなり曖昧な表現ですよね。
メタキーワードがどのくらい上位表示に影響するのか、そもそも効果がないのかハッキリさせたいところです。
後半で検証結果を発表しますが、なぜメタキーワードの設定項目があるのか理由をご確認下さい。
過去:メタキーワードで上位表示対策ができた
過去に「メタキーワードに狙うキーワードを含めると上位表示できた」という効果がありました。
「作成した記事のメインキーワードを検索エンジンに伝える役割がメタキーワードにはあった」ということです。
今はコンテンツ内に含まれたキーワードや関連キーワードでも上位表示されることがあるので、精度が高くなっていることが分かると思います。
この事実からワードプレスなどに設定項目がある理由にも納得がいきます。
Googleの対策:スパム対策を実施した
メタキーワードに狙うキーワードを含めるだけで上位表示ができてしまうのであれば、キーワードに対しユーザーが知りたくないコンテンツばかりが上位表示されてしまいますよね。
Googleとしてはユーザーの利便性などを大事にしていることから、このような状況には徹底した対策をしなければいけません。
そこでGoogleがスパム対策として検索エンジンのアップデートを実施し、メタキーワードが重要視されなくなったという流れとなります。
【検証結果】メタキーワードの効果を確認してみよう
では、現在メタキーワードがどのくらい上位表示に効果があるのか立証させておくと面白いと思い、検証を行いました。
冒頭でお話したように、メタキーワードの効果が「少し」、「ほとんど」など曖昧な表現も見掛けますが、この噂の真相を確認していきましょう。
今現在の状況を重要視にすることがポイントです!
前回「100%上位表示させる戦略があるのか?」で触れさせていただいた方法で確認していきます。
検証結果
検証方法は、サイト作成ツールのシリウスでタイトルやメタディスクリプション、コンテンツとは別のキーワードをメタキーワードだけに設定しました。
こちらが前回お伝えした画像になりますが、上から3番目の「SEOコンサルタントしんや フライフィッシング」がメタキーワードの部分になります。
見ていただくと分かりますが、タイトルやコンテンツなどのキーワードでは順位が付いていますよね。
ただ、メタキーワードに設定したキーワードではGoogleやYahooでも順位は付きませんでした。
こちらのパターンでも同様の結果です。
他にも同様の検証を行いましたが、1日だけGoogleで60位になっただけで99%が一切順位が付きませんでした。
そのため、現在はメタキーワードのSEO効果はGoogleとYahooの検索結果に対し「まったくない」と言えるレベルである可能性は高いです。
※2022年4月現在
もし1000パターンの検証をすれば1つは評価される可能性もありますが、可能性と状況からそこまでする必要はないと判断しました。
【注意】現在でもメタキーワードだけにSEO対策をしたサイトが存在する
先程の検証結果でもメタキーワードに狙うキーワードを設定してもGoogleやYahooで評価がされない可能性は極めて高いことが分かりました。
しかし、様々なサイトを研究してきた中で「この過去のメタキーワードによるSEO対策をまだ実施しているサイト」が稀に存在します。
※そこまで多くはない
しかもトップページで対策されているサイトが見つかっています。
1つは企業のコーポレートサイトでした。
タイトルには企業名、メタキーワードには地域名を設定している状況でした。
これでは狙っているキーワードでは上位表示に期待ができないと言えます。
実店舗がある状況であれば、やっぱり「地域名+業種」などのキーワードで上位表示させたいところです。
もし該当している状況であれば、早急に対応をお願い致します。
メタキーワードは設定しなくても良いのか?
ここまでの話ではメタキーワードは無視しても良いのではと疑問を感じると思います。
メタキーワードについて調べる中で、面白い情報も見つかっています。
メタキーワードを設定しないと順位が落ちる?
「メタキーワードに狙うキーワードを設定しなければ順位が落ちる」との解説をされている記事も見かけました。
ただ、私はメタキーワードを設定しなくても上位表示を維持できている記事は検証でも確認がとれています。
メタキーワードは複合キーワードの場合「○○,(半角のカンマ)△△」という形で設定しますが、「○○ (スペース)△△」のようにスペースで分けた場合でも1年間ほとんど1位をキープしている記事も少なくありませんでした。
そのこと考えても、メタキーワードを設定しなければ順位が落ちるとは考えにくいと予想できます。
メタキーワードを設定する3つのメリット
現在メタキーワードがGoogleやYahooの検索結果に対し効果がまったくないレベルではありますが、メタキーワードは設定しておいて損はありません。
その根拠は、あくまでも私の捉え方としては
ポイント
・狙っているキーワードの確認
・キーワードの重要性を把握しやすい
・キーワードの重複を避けやすい
こちらの3つとなります。
メリット①狙っているキーワードの確認ができる
特化サイトで記事を量産する上で、どのキーワードを狙っていたのか分からなくなることがたまにあります。
ドキュメントなどでキーワードを事前にまとめていれば問題ありません。
ただ、メモなどをしていない場合、作成する記事が限られてきた際には過去の記事を再確認する必要があります。
作成予定のキーワードと似たコンテンツが見つかった場合は、メタキーワードに設定したキーワードを確認すると目安になります。
ただ、似たキーワードを設定すること自体コンテンツの重複になる可能性が高いので検索意図から判断したほうが良いでしょう。
メリット②キーワードの重要性を把握しやすい
初心者の方は特にですが、実は何十記事も作成しているブロガーの方が「キーワード」という言葉を知らないことも意外と珍しくありません。
キーワードの重要性を理解しなければ、アフィリエイトで稼ぐことは難しいと言えます。
かなりの確率でキーワード選定から十分にできていないと予想できます。
メタキーワードに狙うキーワードを設定するという行為自体、キーワードの重要性を理解していなければ適切に設定することができないでしょう。
メリット③キーワードの重複を避けやすい
メタキーワードに狙うキーワードを含めることで、キーワードの重複を避けやすくなります。
ただ、こちらも①のキーワードを確認する前の段階で防ぐことができます。
というよりも、事前に対策しておかなければいけません。
過去のクライアント様の中でもキーワードの重複に対し対策ができていないため、同じキーワードに対し記事を2つ3つと作成しているケースも少なくありません。
今後メタキーワードの効果は上がるのか?
今後メタキーワードの効果が上がる可能性は低いと予測できます。
また以前のようにスパムが流行るだけですので、ユーザーの利便性は高まるどころか低下する可能性が極めて高いです。
そのため、メタキーワードだけに狙うキーワードを設定する対策は極めて危険ということになります。
自動ペナルティに繋がる危険性というよりは、上位表示に影響する意味で危険ということです。
過去のノウハウは今使えないノウハウも少なくありません。
過去の情報はただの雑学です。
今の状況が大切です!
もちろん過去に○○があったことから未来の予想をすることはできますので、知っていて損はありません。
メタキーワードにもSEO対策をしておいて損はない
メタキーワードはGoogleやYahooの検索結果に効果はまったくないレベルであることが検証結果からも分かりました。
しかし、メタキーワードも設定しておいて損はありません。
今後アップデートで何が起きるかは誰にも分かりません。
過去のようにメモキーワードの効果が高まる可能性は極めて低いと予想できますが、SEO対策は細かなノウハウの積み重ねでもあります。
1つ1つの対策に対する効果や意味、根拠を理解し、後はひたすらアウトプットすることが目標達成への近道です。
※SEOやアフィリエイトで稼ぎたいかたは、こちらのマンツーマンコンサルをご確認ください。
コスパが良すぎると話題の私のスクールです。